オムニバスというのか、
何人もの作家の合作で創られている本。
代表的な作家原田ひ香さんも書かれているので、
手に取ってしまった。その中でも面白かったのが
福田和代さんの「わらしべ長者のつくりかた」自分のやりたいこと、
得意なことがわからずにいたところ、
祖父にすすめられて子どものころに捜索した万華鏡を作成。
それを公園にもっていって、
わらしべ長者になろうと友達といじっていたら、
高齢のご婦人がやってきて、
見せてほしいと言い、そのあと、
自宅に呼ばれて、木の実を取るのを手伝ってほしいと言われ、
手伝うことになり、お礼にその実を戴くことになる。
そのあとは、その実を欲しがる女性と出会い、
その実をあげると、別の物に交換してもらうことになる。
人助けになりながら、自分のこころも満たされていく。
人の役に立ちながら、自分も豊かになるのがとてもよかった。
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